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21 April 2014

タイランド・サイエンスパーク(TSP)民間企業向け研究団地をオープン。革新技術、包括的な技術事業の創造を加速


         2014年3月31日、タイランド・サイエンスパーク(TSP)は技術革新、研究活動を行う環境が整った商業モデルとなるイノベーションクラスタービル2(INC2)をグランドオープンしました。30億バーツを投じて建設され、タワーA,B,C,Dの4棟から成るINC2は各階に連絡通路があり、様々な専門分野のあらゆる研究ニーズに対応することができます。

          タイランド・サイエンスパーク(TSP)所長 ジェーンクリット・カナーターラナー博士は「第10回タイ国立科学技術開発庁学会年次大会の開催に合わせ、200ライの敷地では最大の新ビルをオープン、整備されたインフラ、専門知識を持った人材を持ち、リース企業への様々な恩典が受けられる環境で研究活動を行う事ができるスペースを民間企業にリースします。革新技術の創造を促進、加速させ、十分な競争力をつける原動力となることがTSPの重要な使命なのです。」と述べました。

クラスター営業促進部エグゼクティブ部長ウサーラット・ブンナーク女史はINC2の利用計画について、「当初は、第1次開発区画としてタワーDのサービスを開始し、民間企業のリースにより1,2年で満床となる見込みでいました。しかし、自社価値を高めるとして研究活動の重要性に注目し、関心が高まるという近年の傾向もあり、タワーDの残床率が20%以下となったため、急遽 第2次開発区画のタワーCを予定を早めてオープンすることになりました。TSPは今後5年以内に民間企業150社以上、官民の研究者5000名以上のセンターとなり、民間の企業と国立の研究・教育機関をより密接に結びつけていく場所になるものと確認しています。科学研究活動は国の革新技術、知識経済を発展させ、継続した発展へと導いていく可能性を秘めているのです。」と語っています。

 
          ジェーンクリット博士は、NAC2014、ミート&マッチゾーンへ記者団を案内しながら、「今年初めて民間企業展示をINC2 タワーCに別設、4月1日―3日の3日間、関心のある人々が来場できるようにしたところ、予想を超える150社以上から申し込み、約200名の見学希望がありました。またビジネスマッチング・ゾーンでは、TSP内外の民間企業間の話し合いや15の国立研究センターとの事業提携に向けた話し合いが行われました。」と付け加え、最後に こうしたマスコミの方々による民間の研究成果への関心が外部の人々にTSPについて知っていただくことにつながっている として取材に訪れた新聞、テレビ記者団に感謝の意を述べました